
フィランソレイユ笹丘にある2台のピアノ、ドイツの「ベヒシュタイン」とフランスの「プレイエル」をご紹介いたします。


「ピアノ曲はベヒシュタインの為だけに作られるべきだ」色彩豊かな曲で人々を魅了した稀代の天才作曲家ドビュッシーの言葉です。大ピアニストにして作曲家のリストは、ベヒシュタインに絶大な信頼を寄せ「28年間ベヒシュタインを弾き続けましたが、いつも最高の楽器だった」と言い残しています。偉大な芸術家達にそこまで言わしめたピアノ「ベヒシュタイン」。その吸い付くようなデリケートなタッチ、水彩画のように透明な響き、華麗で旬爛豪華な演奏に耐える頑丈で美しいボディ・・・ピアニストと一体になる色彩豊かな響きは、ヨーロッパ各国の王室を虜にし、日本の首相官邸でも愛用されました。世界3大銘器のひとつとして、現在でもクラッシックからジャズまで、超一流プレーヤーと聴衆を魅了し続けています。

「リストが愛したベヒシュタインは間違いなく最高のピアノのひとつです。カンパネッラはベヒシュタインで弾くのが最高です。」とフジ子・ヘミング氏
フィランソレイユ笹丘のロビーに設置してあるベヒシュタイングランドピアノは、木の温もりが目にも優しいマホガニー仕上げ。重厚なロビーに華を添えてくれることでしょう。また定期的に催される予定のエントランスホールに於けるコンサートでも、その色彩感溢れる優美な音色をどうぞお楽しみ下さい。
一方のプレイエルを語るとき外すことができないのが、今もその作品が人々に愛され続けているショパンです。ショパンとプレイエルは演奏家とピアノ製作者という互いの立場を尊重しつつ強い絆で結ばれて、西洋音楽史に刻まれる究極の銘器を作り上げました。ショパンはその作品のほとんどをプレイエルで作曲し、プレイエルで演奏したのです。ショパンは大きなコンサートホールでの演奏を好まず、気心の知れた人々が集まるサロンコンサートを好みました。

ルノワール「ピアノを弾く少女」
ショパンの指から紡ぎだされる音に、当時多くの女性が酔いしれたといいます。その甘くせつない曲調は、プレイエルのふんわりと優しい響きと、繊細な心の持ち主であったショパンとが出会わなければ、決して生まれることはなかったとまで言われています。
フィランソレイユ笹丘の5階展望レストランに設置してあるプレイエルのアップライトピアノは、ルノワールの絵画の中に描かれているピアノを復刻させたモデル「ロマンティカ」です。燭台がついており美しい装飾が施された猫脚をもつ、当時を偲ばせる優雅なデザインが特徴で、その優美な音色とともに家具としての重厚な佇まいも魅力です。
ベヒシュタイン&プレイエル。国産の量産品では決して味わえない、職人の手による最高のピアノ造りは、「本物とは何か」を知り尽くした大人の方々のための「フィランソレイユ笹丘」に、真に相応しいピアノと言えるでしょう。ぜひご自身の手で触れて演奏していただき、その素晴らしさを満喫していただければ幸いです。